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2005年9月24日 (土)

教科の存在意義・学校の存在意義

 NHK「わくわく授業」で酒井式描画指導法主宰 酒井臣吾氏の授業が放送された。酒井式に関しては、兼ねてより賛否両論の意見がみられる。古くは、酒井氏が新潟県下で一般教諭として実践発表されていたころに始まり、新しくは、今回の放送を視聴してからのものである。酒井氏が終始主張されてきたことは、指導論として授業主張されている点である。
 図工・美術という教科を通して付ける学力とはなにか?それは、「造形する力」であるという主張である。
 自分も含めて周りの人たちの中で、日常的に読書をしたり、計算したりする人は多いのに、絵を描いたり、飾りを作ったりする人はあまりいない。極端に言えば、絵を描くことが苦手な人たちばかりであり、絵を描くのが嫌いな人が多いということである。学校生活や日常生活を通して、様々な学力を身につけてきているにも関わらず、造形することがあまりないのである。
 技術がなければ、意欲もない。それが実態という人が多いことだろう。
 オールラウンドで教科指導をする小学校教師には、指導する技術を持たない者が多いのが実情だ。好き嫌いで指導したりしなかったりすれば大変である。一応、形だけ指導らしきことをするが、誠実な人ほど、子供の学力形成の一助にならない自らの指導を嘆いている。何よりも、自分で描いた作品に愛着が持てないような子供にしてしまうことに罪悪感すら感じている教師が多いのである。(これは私の経験からみて感じているところです)
 図工の時間が楽しく感じられ、授業を通して学級づくりも進めていける指導方法の一つとして、具体的な手立てをもって登場してきた指導方法、それが「酒井式」というわけだ。
 NHKでは個人情報問題の絡みもあり、放送できなかったのだろうが、「わくわく授業」で登場した学級の子供たちの中にAD/HDの診断を受けているお子さんがいたそうである。そのお子さんの変容がすごかったそうだが、そういう授業事実をこそ、放送で扱ってもらいたいと強く思っている。
 厳しい学級状態の中で授業することが大変だという教室が全国中にある。そんな中でも、子供たちが喜んで学習し、自信をつけていける授業を提供できる指導法は他にもあることだろう。
 酒井式を批判する方々には、好き嫌いを語ってもらうのではなく、具体的な授業論で語ってほしいものだ。
jizou

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