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2005年12月 7日 (水)

定期テストに備えて やまカンテスト

※ これは以前、雑誌に投稿した実践原稿である。
  
 定期テストに備えて やまカンテスト  
         札幌市立信濃中学校 大谷 和明

【イントロ】
  定期テストに向けて学級の生徒たちに取り組みの発破をいろいろかけても、のれんに腕押し、ぬかに釘という調子で、さっぱり乗ってこないものである。
 そこで、復習ばっちり・準備は楽勝・テストこいこいという(ほどのこともないか)妙案がひらめいた。名づけて「やまカンテスト」
対象は、小学生から大学生までおよそ試験のある集団に所属している人ならだれでも。

【授業の概要】
  『いよいよ期末テストまであと☆日となりました。テストの準備はバッチリでしょうか。』
「え~?!もうそれだけしかないのお ~!」「テスト、いやだなあ・・・・」
『まあ、たいていの人は直前の三日前くらいから一生懸命やるようですね。もっとすごい人は、前の日にやります。これを称して〈一夜漬け〉といいます。』笑いが起きる。「おれ、いっつもそれだあ。」
『テストの準備というと、用意周到に計画を立てて効率良くテストを攻略する人がいます。その一方、とっておきの秘策でテストを攻略する人もいます。』        
┌─────────────────┐                                        
│その秘策とは、どんなことでしょう?│                                        
└─────────────────┘                                        
「カンニング!(爆笑)」「お前だべや、それ」「おれやんないよ、たまにしか・・(笑い)」「先生にどんな問題を出すのか聞いてくる。」「教えてくれるわけないべや」「ヤマをかける!」
『ピンポ~ン』「ええ~?!」「当たらなかったら?」
『もちろん、おだぶつ。当たるも八卦、当たらぬも八卦・・なんてね。』
「なんだあ~そんなことか。」
『でもね。やまカンを立てるというのは、なんでもいいからでたらめにヤマをはるんじゃないんだね。やっぱり出そうだな・・という雰囲気が分かるからヤマをかけるんです。ということは、出題傾向や頻度がある程度わからなくちゃできません。つまりある程度実力がなくっちゃやまカンは立てられないということです。そこで、8組でもやまカンに挑戦してみようと思います。自分の好きな教科で、これは出そうだなという問題をあさって、テストを作ってみてください。問題のレベルや量は一切作成者に任せます。幸いにして、当たってみんなに貢献したら、豪華景品を先生からあげましょう。はずれでも、問題を作ることで勉強の復習ができるわけですからいいじゃないですか?』
「おれ、やってみるかな。」「先生、僕は理科で作ってみます。」
という調子で取り組んでみた。結構問題は集まり、生徒数分を印刷して問題集として配布した。
中にはばっちり的中というものもあった。学級づくりに一役買う実践ではないだろうか。

【インフォメーション】
  93年、教科研大会の折、授業づくり部会で発表したものだが、参加者の中にも類似の経験をした人が結構いた。それぞれ効果があったということである。やまカンでなくとも問題作成は効果的な学習方法であると考えられる。(元原稿では、ここにサンプルが挿入されてある)
 問題は、記述式をできるだけ少なくしたほうがよい。採点が面倒であるし、解答時間が結構かかるので、学習効果が下がってしまう恐れがある。
 この他に企画したテスト対策の例を挙げておく。おもしろそうなのがあったら、実践してみてほしい。

その1 『対戦型・禅問答』
 「そもさん!」『せっぱ!』
「鎌倉幕府を開いた人は?」『源 頼朝』
「(A+B)2 を展開すると?」『A2 +2AB+B2 !』
班対抗で短時間でできる。テスト前の短学活での実践にどうか。

その2 スリーヒント・クイズ
 「色・・元素・・反応」『炎色反応!』こんな調子で連想クイズのように答えていく。1チーム2人で組んで一人がヒントを出して、もう一人が答えるという具合に進行する。一分間で何問解答できるかを競うとおもしろいだろう。
(元原稿では、ここにサンプルが挿入されてある)

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