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2006年8月16日 (水)

ピンチ 私はこうして切り抜けた

これはだいぶ前に雑誌投稿した原稿である。
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ピンチ 私はこうして切り抜けた

札幌市立ひばりが丘小学校大谷 和明  ─────────────── 

いろいろな場面でピンチは訪れるものだが、本稿では授業場面に絞って、私のピンチ脱出法を述べることにする。

1 教師は持ちネタを持つべし

 屋外体育の予定が雨天で、できないことがある。雨天用に屋内での裏番組は考えていない。
 そんな状況は、よくあるのではないだろうか。
 そんな時、私は決まってなわとびをすることにしている。
 なわとびは、私の持ちネタである。子ども逹と比較すれば、まだまだ私の方が上手に飛べる技が多い。
┌──────────────────────────────────────┐
│ 「持ちネタ」だから子ども逹よりも上手をいかなければ、 指導の効果が弱いのである。│
└──────────────────────────────────────┘
 子どもたちは現金なもので、「口先体育」では、まじめに動かないものである。教師が手本を示すことができる場合、子どもたちは技に憧れ、挑戦心をくすぐられ、同時に教師に対して権威を感じるようになる。
 とりあえず、これをすれば全体が整然と動くことができる。しかも、学習感を持たせられるという持ちネタを持つことを勧める。

2 縄跳びの効用
 縄跳びの場合、活動スペースが少なくても、十分な運動量が確保できる。グランド活動は合同体育でたくさんの子ども達が出ていることが多いが、省スペースという点では屋体での縄跳びはそれに十分対応できるものである。
 ちなみに、縄跳びをする場合、きちんと整列させ、交代で跳ばせる人がいるが、その必要はない。 私の学校の体育館は、全校児童約八百名弱が集合すると満杯になるくらいの狭いところだが、縄跳びをする場合には整列させない。 私の学校では、一学年百二三十人はいる。それでも大丈夫だ。
 それは、
┌──────────────────────────────────────┐
│ 勝手に自分の跳ぶ場所を確保してから跳ぶ                                      │
└──────────────────────────────────────┘
ことにしているからである。
 一見乱暴な感じがするが、これで混乱したことは未だにない。整列すると省スペースどころか、無駄な空間ができてしまうからである。無駄な分演技待ちを余儀なくされる子どもが出てしまうのである。

3 プログラム化された動き

 突然の縄跳びでも、混乱なく動かせることができるには、訳がある。それは、
┌──────────────────────────────────────┐
│ 共通理解された合図がある                                                    │
└──────────────────────────────────────┘
ということによる。
 例えば、笛を短くピッと吹いたら教師の方を向いて、その場に安座(体育座り)をし、リズム太鼓(チューナブルタンバリン)のテンポに合わせて跳び、ピーッと長く笛を吹いたら、教師の回りに集合する・・などの決まりがある。 ちなみに、私は体育館の中央サークルに常駐し、そこで演示したり指導言を述べたりする。
 子ども達の練習中には、体育館中を歩いて個別指導をする。(リズム太鼓を打っているので、口は自由に動かせるわけだ)
 この決まった合図というのは、低学年ほど集団学習の場面では、必要かつ重要なことである。
 子ども達が動きに迷いを持ってしまうと混乱が生じるばかりで、教師は大声を出したりどなったりする状態に陥る。授業パニックである。
「これをすれば、こうする」「あの合図がでたから、あれをやればいいんだ」という決まりごとが子ども達に理解されていることは、とても重要なことである。
 これは、持ちネタと同じで体育に限らず、色々な教科での指導場面で生かせることである。
 結局、私の場合、ピンチを切り抜けるための布石を、日頃から打っておく・・というのが、切り抜け法ということになる。

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