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2006年9月

2006年9月30日 (土)

根本先生講座Ⅱ(その7)

  次に、終わりですね。                                          
┌──────────────────┐                     
│終わりは、立ち上がり技術といいます     │                     
└──────────────────┘                     
  今まで、側転の指導というとここはよくやるんですね。ところがここ
までは一致しなかったんですね。立ち上がるときにどういう指導をした
らいいのか、これが明らかにされていませんでした。私自身わからなか
ったんです。兵庫で立ち会い授業をしたときに私とやった久野先生とい
う方がこの立ち上がりのところを指導されたんです。それがこのなかに
入っています。それを私も勉強して、みなさんの指導に役立つようなも
のを考えているわけです。じゃあ、立ち上がるときにどういう発問指示
があるかというと、                                             

発問
┌──────────────────────────┐
│AとBでどちらの足型のほうが立ち上がりやすいですか      │
└──────────────────────────┘
  これは足平行(A)これは進行方向を向いています(B)。       
  Aだと思われる方。Bだと思われる方。先生方に聞くと大体分かりま
すね。ところが子供に聞くと、半々になるんですね。4年生で。側転の
形というのは、イメージしていますから、横で始まって横で終る。これ
も同じです、どちらが立ち上がりやすいか確かめなさい。            
(松本先生実演。最初は、自然にやってもらう)                   
  自然にやるとどうなるか見て下さい。                           
  横向きでやって下さい。(試技。ドタンと着地する)難しいでしょう
?                                                             
  というわけで、先生方のイメージもこれなんです。子供のイメージも
これなんです。ところが実際やらせると、こうやっているんです。後ろ
向きで立ってはいけないといわれたもんですから、こうやろうとするん
でバランス崩したりこっちへこう来たりするんですね。そこで、立ち上
がるときはこのほうが立ち上がりやすいんだよ、といってやるときれい
に立ち上がれます。                                             
┌───────────────┐                            
│ これを後ろ向き側転といいます    │                           
└───────────────┘                            
  後ろ向き側転(B)、横向き側転(A)、前向き側転とあります。が
子供は前向き側転は出来ません。立ち上がりはA、Bどちらの足型がい
いですか、という発問ではこう出てきます。         

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2006年9月29日 (金)

私の本棚060929

『刺身の教科書』(日本料理「千仙」 鈴木 隆利 旭屋出版 3,800円+税)

私は刺身好きである。きりりと冷えた冷酒で、活きのいい刺身を喰うと至福を感じる。味もさることながら、愛でることができるのが、上等の刺身のいいところだ。本体だけでなく、器や飾り付けが絶妙のバランスでセットされていると目でも味わえるというわけだ。

自宅で普通の刺身で一杯やるときに、横に置いて眺めているとちょっとした贅沢感に浸れる。(ああ、貧しいなあ)旅番組の夕食膳を俳優たちが食するのを眺めながら、普通の食事をするとちょっとおいしく感じることができるようなもんだ。(逆に、現実との対比でまずくなるという方は、心の狭い方ですよお(^_^;)

ちょっとした蘊蓄もついていて、味わいのある(^_^;)一冊だった。

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根本先生講座Ⅱ(その6)

  もう一つは、視点です。                                       

発問3
┌──────────────────────┐      
│倒立するときに、目はどこを見たらいいですか  │      
└──────────────────────┘      
  そうしますと、大体考えられるのは、A,B,C、手の間を見る、先
を見る、へそのほうを見る。(ここに板書図示)                   
                                                               
                                                               
                                                               
  倒立をするときどこを見たらいいでしょうか。A~多数、B~5人、
C~0人。じゃあ、AかBか。Cを見たらひっくり返るわけですね。 
  運動会を千葉県では9月から10月にかけてやるわけです。私のとこ
ろも来週の日曜日にやります。今、組体操の練習をしているんですけど
もその中に倒立があるんですね。できない子に共通しているのは、どこ
ができないかというと、このへんを見ていますね。補助倒立ですから、
一人の子が持っているわけです。できない子はこうやっています。でき
ない子は頭を中に入れちゃいます。私は何て言うかというと、       

指示
┌───────────────────┐             
│      補助している人の足を見なさい。  │             
└───────────────────┘             
そうするとできます。支持する人の足を見なさいというと上がるんです
。これは、どちらがいいかというと、上手な子、倒立の理想形はどっち
だと思います。AかBか。Bなんです。                           
  倒立の理想というのは、体操の選手がやる倒立というのは、手と手の
間を見ます。ですから、一直線になります。首上げるとどうなるか。首
上げれば体が反るからきれいな倒立になりませんね。一番いいのは手と
手の間を見なさいです。でも、いっぺんにできませんね。ですから、段
階的に最初この辺(A付近)を見なさい。                         
  それでよくやるのは、赤玉を見て倒立しなさい。壁逆立ちするときも
、赤玉を見て倒立しなさいとやります。                           
┌────────────┐                   
│視点の固定化といいます   │                   
└────────────┘                   
  筑波大学の林先生は模型を作ってその模型の目玉を見なさいといいま
す。視点が固定されると動きというのは、正しい動きというのが出てく
るんですね。倒立のときには視点を固定させる。できない子を見たら、
手の向きがおかしいよと、視点がこちらを見てるよと、ぱっと見て診断
して下さい。もっと首を上げてごらんと、もっと先を見てごらんとそう
いう指導が即座にできるようになるといい指導が生れてきます。    

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2006年9月28日 (木)

根本先生講座Ⅱ(その5)

  次は、中、着地の技術ですね。                                 

発問
┌─────────────────────────┐ 
│  手をつくときに、手の形はどういう形がいいですか  │ 
└─────────────────────────┘ 
  先ず、バレーボール形。肘が出ている、ポイントは肘です。質問は手
ですけども、本質はここなんです。ここが外を向いているか。       
  平行。出前持ち形、これが中に入っている。肘が外か胸の前かくっつ
いているか。着手した時にこういう手の向きがいいのか、平行、外を向
いて回るのがいいのか。                                          
                                                               
                                                               
                                                               
                          (コンテ3)   すみません。紛失中です。(^_^;)                      
                                                               
                                                               
                                                               
  バレーボール形がいい人?挙手10名                           
  平行がいい人?挙手6名                                       
  出前形がいい人?挙手10名                                    
  先生方でこんなに分かれているでしょう?この発問は素晴らしい発問
です。(爆笑)                                                 
  今日、授業をしたらみんなマットの先になりましたね、あれはこちら
としては困ったわけです。あれができたらしょうがないというのが半分
。マットが半分になったときに、いい授業なんですね。みんなマットの
先になりましたから、逆転できなかったわけです。授業というのは、逆
転がどっかで起こらないとドラマにならないんです。ドラマもそうでし
ょう。足長おじさんでも、いじめられていたのが最後逆転して幸せにな
る。授業も同じなんです。最初、分かれてどれがいいかなと分からなく
なったときに初めて学習が成立するんです。じゃあ、どうしてこれがい
いのか理由を聞きます。簡単にね、こればかりやっているとこれで30
分なってしまいます。さあやろうかというときには授業は終ってしまい
ます。簡単に聞いて下さい。なぜこれがいいのか。じゃあどれがいいか
。自分で動いて確かめてみようとやります。                        
  あるいは、その後集めまして、じゃあどれがいいか試範してやっても
らうよ、とやります。今日は松本先生に代表してやってもらいます。 
(松本先生、実演。3種類の方法・バレー・平行・出前を実演する。)
  どれが一番回りやすいですか。                                 
  「バレーボール形。」                                          
  これ(出前形)やったらどうなりましたか。「肘が外を向いてしまっ
た。」痛かったでしょう。うまいから、これができたんです。下手な子
にやらせたらできませんよ。なぜ、できないかというと、こう動いてい
るんだから、体はどうなるかというと外を向こうとするから、動こうと
するとストップがかかる。だから体がこっちへ来ちゃうんです。ところ
がこれだと、こう付きますから体が自然に出てくるんです。         
┌──────────────┐               
│これを先取り動作といいます    │               
└──────────────┘               
  これは、先取り動作ができる動きなんです。自然に次の動きを引き出
していく。だから、着手する時にでたらめに付かせるんじゃなくて、逆
に動きを止めるような動きをしている子を見付けたら、手をもう少しハ
の字にしてごらん、そうすると回りやすいよ、と教えてやります。ここ
がポイントです。先取り動作のできる着手をしていく。             

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2006年9月27日 (水)

根本先生講座Ⅱ(その4)

《板書》                                                       
┌─────────┬────────┬─────────┐ 
│     はじめ           │      なか         │      おわり          │ 
├─────────┼────────┼─────────┤ 
│  回転加速の技術   │  着手の技術      │  立ち上がり技術    │ 
├─────────┼────────┼─────────┤ 
│  ここに発問1の     │                    │                       │ 
│  図を挿入           │                     │                       │ 
│                       │                     │                       │ 
│                       │                     │                       │ 
└─────────┴────────┴─────────┘ 
どうやって、スピードを付けるか。そのときに発問があります。いきな
り教えないでね。                                                

発問
┌──────────────────────────┐ 
│    側方倒立回転に入るとき、立ち足はA,Bどちらが       │ 
│    やりやすいですか。                                          │ 
└──────────────────────────┘ 
              Aは、手足が平行、Bは、脚が進行方向             
                    図を挿入(資料から転載)                   
                                                               
                                                               
                                                               
  Aというのは平行です。並べる。Bというのは進行方向に対してこう
いう足のときですね。どちらのほうがスピードが付くと思いますか。挙
手して下さい。A(人数不明)はい、B(人数不明)できるだけこっち
でやって下さい。側転というとこういうイメージを持っているんですね
。これでできるかどうかやって確かめなさいというんです。(松本先生
実演。)子供の意識の中には、これだと思っているんだけども、こうな
ってしまうんですね。そこをはっきりさせるんですね。グループで。先
生これもやって下さい。(松本先生A実演。)やりずらいでしょう? 
このまま回ると90度回転して回るわけで難しいんです。ところがこう
振り出せば、回転の軸が方向と同じですから回りやすいんですね。スピ
ードが付くわけです。最初のところここのところ、ここにポイントがあ
るんです。これがテクニカルポイントです。できない子がいたときにど
こでつまずいているかを診断できるわけです。      

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2006年9月26日 (火)

根本先生講座Ⅱ(その3)

  右手10秒、左手10秒、その次は、壁逆立ちで10歩移動する。そ
こまで基礎技能を作っておいて下さいとお願いします。そして、逆さ感
覚で支持する。倒立も同じですから、逆さ感覚で支持。逆さ感覚で、腕
支持感覚、その作り方は同じです。かえる立ち足打ちとび、手押し車、
それから、壁逆立ち。このステップを1年生から踏んでくればいいです
ね。基本の運動で、基礎技能作りに。ところが今は、全然やっていない
。基本の運動というと遊ばせておく。そうじゃなくて意図的に基本の運
動を低学年から積み重ねてくれば、4年生、5年生でできるんですね。
できるようになるんです。ところが、それが明らかにされていないもの
ですから、先生方は何を指導していいか分からない。               
  そういうわけで、                                             
┌───────────────────────┐      
│          側転の基礎技能は倒立です。          │      
└───────────────────────┘      
  今度は授業にするとき、側転の授業をどういうふうにしていったらい
いのか、詳しくは資料を見れば書いてありますので、このとおりやって
いけば側転の授業はできます。今日は側転の法則化体育の基本といわれ
ている、「場づくり」「発問・指示」「テクニカルポイント」を中心に
お話していきたいと思います。                                    
  運動にはすべて、初め・中・終りという動きになっています。この話
も聞いたことある人いますか。私から聞いたことある人いますか。いま
せんね。                                                       
  授業には、初め・中・終りがあるんですね。今日の授業最初のところ
ありました、中、閉脚とび、終り整理運動。                        
  側転でも初め・中・終りがあります。松本先生にやってもらいます。
1度だけやってもらいますから。子供たちに言うとき1度だけというん
ですね、3回やってもらうからとは言わずに、                     
┌────────────────────────────┐ 
│1度だけやってもらうからよく見ているんだよというんです  │ 
└────────────────────────────┘ 
  どこが初め、中、終りかを見ていて下さい。(松本先生実演。拍手)
  こっち側からやってみてください。(反対方向からも試技をしてもら
う)  初めは入るところですね。できる子は自然に原理に添ってはいっ
ているんですね。ところができない子は、難しいやり方ではいってくる
んです。できないやり方で、原理に則らないで。                   
  ですから、そこを見てあげる。                                 
  初めは、どういう技術があるかという話ですが、回転加速の技術です
。静の状態から動の状態へいくのが運動なんですね。運・動ですから動
きを作っていくのが運動なんです。ですからどんな運動でも最初は静止
していますね。静止の状態から動いていくわけですからそこにスピード
を付けていかないと回れないわけです。                           
                                             

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2006年9月25日 (月)

根本先生講座Ⅱ(その2)

これを連続10回。こういう基礎体力、感覚を付けておいて、うさぎ跳
びができれば、1時間の授業でできない人の90パーセントの人ができ
るだろう、という仮説でやっているわけです。あと、今日の授業の場合
、うさぎ跳びがだいたいできていましたが、もう少しこの辺がつくと(
基礎体力がつくとということ)もっとできるようになるだろうと思いま
す。今日の授業の意図、流れは、こういうものをふまえて授業をしてい
けばいいのではないかと思います。側転のお話をしますけれども、では
、側転の基礎技能は何だろうか。実は、新しい指導要領しでは側転とい
わないんですね。側方倒立回転というんですね。(「側転」だと、横の
ころがり起きの場合も言う。)側方倒立回転ができるための基礎技能。
(何人かの先生に聞く。みんな、資料を見て分かっている)何かという
と、「倒立」が入っています。基礎技能は倒立です。               
┌────────────────────────┐   
│      逆立ちできない子は、側転できません。           │   
└────────────────────────┘   
  倒立できなくても側転できるといってはいけません。側転に入る前に
倒立が完全にできるようにさせておいてから側転に入るわけです。   
  来年の飛び入り授業は側転をやっていきたいと思います。お願いする
ときに、今やった壁逆立ちを10回できるようにして下さい。それがで
きたら片手で10秒できる。

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2006年9月24日 (日)

「希望降格」5年で3倍?!

「希望降格」5年で3倍 '06.9.24 読売新聞

校長・教頭から一般教員への「希望降格」が増えているそうだ。
北九州市教委は、「確かに教頭は仕事が多く、残業で遅くまで学校に残ることが多い」としている。札幌市では皮肉を込めて、「セブンーイレブン」と言われている。つまり、7:00から23:00まで学校にいるという意味だ。実際、学校日誌には教頭出勤時刻が7:00と最初から印刷されている。
給食子学校ではまだいいのだが、親学校となると食材業者の資材搬入に合わせて、どうしても7:00には出勤していないと対応できない状態である。
研究校ともなると、職員の居残りに合わせて実質的な学校管理者として、最終退勤となるために深夜に及ぶ。
渉外の窓口としての地域・保護者への対応、職員の指導・監督、ときには、学校長のマネージメントまで秘書ばりにやっている教頭もいる。体調を崩すのは必然とみる人は多いだろう。夢のある仕事とは言いきれないところがある。希望降格も増えようというものだ。

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私の本棚060925

『子どものリアリティ 学校のバーチャリティ』(浜田寿美男 岩波書店 2,000円+税)

前半は佐世保の同級生女児殺害事件について、心理学者らしい冷徹な分析が展開されている。後半の学校部分に入る前に、あの事件の心理的背景や捜査結果・分析などを読んでいるうち、グッタリしてしまった。

学校の中で、子どもが子どもを(しかも同級生)を殺傷するご時世を考えれば、いったい子どもの命を守る最大のセキュリティ方法をどうとればいいのだろうかと考えてみた。しかし、異常が常態化してくるかもしれないことを考えると悩ましいだけである。

実際に精神病棟内部に入ってみたこともあるし、女房が勤務していたこともあって、そんなもんが凶器になるんかい?!と思えるようなものまでが持ち込めない・設置できないものなのだ。例えば、絵画。額縁の角は立派な凶器に変わってしまうそうなのだ。そんなことをいっていたら、学校内は、凶器にあふれているようなものだ。カッターを持ってこさせないといったって、とがった鉛筆やボールペンは斬れはしなくても、刺すことはできる。もっとも根源的な対処法は、子供たちの精神性の健全化とその維持にある。お仕着せの道徳でなど、対処できるわけがない。それなのに、上意下達の規制が強まっていくばかりである。

ああそうだ。子供たちを監督する教師たちの心が健康であることが一番大事な基底問題だということに改めて今気がついた。(^_^;)

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私の本棚060924

『テレビを消せ!』ドラマ全盛時代の韓国で今なにが起きているか(コ・ジェハク著 ポプラ社1,500円+税)

以前に「脳内汚染」でTVやゲームの害について紹介したことがあるが、お隣韓国でもやっぱりこの問題が顕在化しているようだ。
昨今韓流ブームで韓国のドラマが日本でも人気を得ているが、日本にこれだけ入ってくるわけだから、本国でもかなりの番組があるわけだ。ドラマ漬けの主婦が増えているのと同じく、子供にもドップリっ子がいて、社会問題になっているとのこと。犯罪件数の増加や身体的な影響(肥満やアレルギー疾患など)が発生しているそうだ。なぜTVとアレルギーが関係するのかというとCMに流れるファストフードやジャンクフードが原因だそうだ。カウチポテト族のようにTVを見ながら、食品添加物バリバリのものを食べている図を想像してみたら、ぞっとする。読んでいる本をみたら思わず笑ってしまう箇所に出くわした。TV絶ちをする方策の一つとして「テレビに布を被せたり、鍵がついた開閉式のテレビ台を購入するのもいい方法だ。」とある。これはテレビ文化は始まった頃の欧米のリビングを彷彿させるし、日本の茶の間にTVが普及し始めた昭和30年代そのものではないか。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」でTVの前に正座して、映像を拝見していた(^_^;)頃のように、TVが調度類の一つだったような状態である。
これからのブロードバンド時代では、TVに代わってPCモニターで好きなときに好きな番組を見るようになってくる。(すでにケーブルTV世帯では常識であろう)いずれにしても、シングルエイジの期間にどれだけそれらから遠ざけるようにするかが肝心である。子育て失敗経験者からの警鐘として捉えていただけると報われるというものである。

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根本先生講座Ⅱ(その1)

これは16年前に根本正雄氏(当時、法則化体育研究会代表)をお招き
して開催したイベントの講座です。
根本氏のご了承により掲載したものです。
当時、写真とイラストを合わせて収録した冊子を作ったのですが、長年
の間に紛失してしまいました。
ここに掲載しているイラストは、別な講座集録で使用したものを転用し
たものです。あらかじめ、ご了承ください。
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法則化体育上達講座根本先生講座Ⅱ(側方倒立回転)        
                                         '90.9.9

  今日の授業をごらんいただきまして、私がやろうと考えておりますの
は、「授業の法則化」ということであります。                     
  今までやってきたのは、個々の教材に則した法則化、例えば逆上りが
できないときはどうしたらいいか、閉脚とびができない時どうしたらい
いか。  私がこれからやりたいのは、同じ授業が場所を変えても同じよ
うな授業が出来ないだろうか、という仮説を立てて、やっています。 
  今日やった閉脚とびの授業も昨年度兵庫でやりました。その様子をま
とめたものがこの『立ち会い授業で腕を上げる』です。             
  この時も今日と同じように閉脚跳び越しをやりました。流れについて
は今日やったのと全く同じです。5年生でしたので43名中42名が出
来るようになりました。                                          
  飛び入りの授業が、成立するための条件は、何か条件が必要なようで
す。どういう条件があれば普段の飛び入りが成立するのか。それを今、
明らかにしようとしています。(板書)   
                        
┌──────────────────────────────┐
│一つは、基礎技能。それから、基礎体力。それから、基礎感覚。      │
└──────────────────────────────┘

  こういうものが育っていれば出来るだろう。こういう仮説を持ってい
るわけです。今日の場合ですと、閉脚とびの基礎技能は「うさぎ跳び」
としました。担任の白幡先生にお願いして、うさぎ跳びを練習しておい
て下さいとお願いしておきました。しかも、10メートルですね、マッ
ト10メートル並べまして、この10メートルを6,7回うさぎ跳びで
できると、閉脚とびが出来るというデータを集めています。         
  閉脚とびができるためには、うさぎ跳びが6,7回出来れば飛び入り
の授業でもできるだろう、ということです。                        
  それから、もう一つ基礎体力なんですね。基礎体力がないと出来ませ
ん。どういう体力が必要かといいますと、体力と感覚は似ているんです
が、感覚のほうからお話すると、先ほど大石先生もお話ししていました
が、『逆さ感覚』。逆さ感覚というのは、定義は、腰よりも低いところ
で頭がきて運動する時の間隔ですね。頭持ち感覚といいます。腰よりも
下に頭がきた時に動ける感覚。これは私たちの生活にはありませんから
難しいです。逆立ちになっても自由に動ける、運動できる感覚、これ 
をしておかないといけません。                                    
  それから、もう一つはですね「腕支持感覚」。両手で体を支える、こ
れができないと出来ません。側転の場合は、この二つの感覚ですね。 
  逆さ感覚と腕支持感覚。これが体力として付いていなければいけませ
ん。どのくらいついていなければいけないかというと、例えば、かえる
倒立やりましたけれども、これで逆さと腕支持両方できるんですね。こ
れは、10秒できる。それから、足打ちとび。足打ちとびは3回以上で
きる。手押し車で10歩動くことができる。それから、今日やりません
でしたけれども、壁逆立ち。(演技・松本先生。)                  

片足振り上げ、片足振り降り。                                 
                                                               
4 7

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指導力不足教員の増加

指導力不足教員 2005年度 506名「40歳以上」8割 '06.9/23 読売新聞

前年度に引き続き500名を突破したとある。昨年度から若干数が減ったとはいえ、依願退職者は103名と微増である。おそらくこの先もこの傾向が続くのだろう。明るさの兆しを感じられないからである。

全体的な風潮がこのようになってくると、教師志望者が減ってきて、ひいては人材不足がもたらされ、その延長上に教育の質の低下が訪れることを懸念している。そして、国力の低下へとつながっていく。
これまで築き上げてきた財力(=国力)をドンドン食い潰していく期間が、早晩訪れることだろう。

さて、記事には次のように書いてある。
《引用始め》20年以上のキャリアを持つ教員が6割を占めており、ベテランの指導力不足が目立つ。《引用終了》
これは暗に、キャリアがあればそれに応じて指導力が高まってくるという想定があるから書かれているのである。ところが、ベテラン=指導力がついている・・とは言いかねるところが現状見られる。むしろ、20年勤めてあげていながら、しかるべきスキルアップを図って来なかった結果が、現状に対応しきれていないと見るのが、妥当ではないかと私は考えている。
子供の成長に期待するのと同様に、教師の成長も期待したいという思惑が、免許更新制につながっているのだろうと思う。
(免許を)取ってしまえばこっちのもの・・という考えてでいると、進歩・成長がとどまってしまい、変化している情勢に対応するだけの力量形成が図られない。その結果として、指導力不足教員が増えているのだと見ることができる。

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2006年9月21日 (木)

根本正雄氏の論文審査講評

これは、かなり昔、法則化体育研究会代表(現 TOSS体育研究会代表)の根本正雄氏に論文審査をしていただいたときの講評を書き取ったものである。

かなりの時間を経ているものだが、勉強になることがあるので掲載してみた。

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  根本正雄氏による法則化体育論文審査

根本講座・3(論文審査)
  論文審査、初めてその場に立ち会う人もいると思うんですが、今日は
人数が少ないということで、読み上げを自分の座っている席で起立なさ
ってして頂きたいと思います。

一番目・馬場先生
  <根本先生講評>
  王様ドッヂボールは、さきにあるゲームなんですね。それを法則化論
文にする場合には、先生が工夫したところを強調していくか、あるいは
、追試をしてその報告をするかですね。どれかにしないと、論文の形に
ならないですね。
  この場合ですと、先生の留意点にある、得意でない子をわざと指名し
たり、くじで決めたり変化を持たせる、このへんを強調して「運動ので
きない子が生きる楽しい王様ドッヂボール」というタイトルにするとい
いです。
  それから、お話をしながら説明をしてくれましたけれども、その説明
を書くんです。そうすると、授業の流れが分かるでしょう。状況を論文
に書いてみて下さい。こういう、ゲームの紹介の場合には、方法示して
頂き、それでやったらどういう結果になったか、という書き方をしてく
ださい。これだと、Bですね。

二番目・前田先生
<根本先生講評>
とてもいい論文です。長沢氏のはプールサイドをやるとあったでしょう
。やってみましたか。「やってみましたが、うまくいきませんでした。
」やってみたけどうまくいかなかったので、牧氏のをやったんでしょう
。そこを書いてほしかったです。そうしないと、なぜ途中から牧氏が入
ってきたのか分からない。長沢氏のプールサイドの壁を足で蹴らせてや
る方法をやってみたらうまくいかなかった。そこで、牧氏の方法を取り
入れてみたらうまくいった。そうすると、論理的に一貫性が出てきます
ね。Aです。来年の水泳の時期に載せますから、それまで取っておいて
下さい。
  写真で示したほうが分かり易いのと、イラストで示したほうが分かり
易いのとあります。だから、両方入れるといいです。
  体育通信のは写真とイラスト両方で示してあります。全体を示すとき
は写真のほうがいいですが、部分を示す時、変化している様子などはイ
ラストのほうがよく伝わるんです。そのへんも考えて書いて下さい。
三番目・阿部先生
<根本先生講評>
参考として、平均台を使った楽しい授業作りという平均台のゲーム集な
んですが、これは先生が考えたんですか。「そうです。」すごいですね
。これを、いくつか論文にできますね。これは何年生の実践ですか。
「3、4年生です。」3、4年生の平均台ジャンケンでこういう指導を
したと頭につけて下さい。グー・チョキ・パーというのは先生がやるん
ですね。先生と同じものをやると。ジャンケンゲームを平均台に応用し
たわけですね。大変面白いので楽しい体育の場作りというのがあるんで
すが、そこに載せます。今日のは、Aです。
  阿部さんここがちょっと荒いので、展開の仕方が。もう少し子供の動
きとか状況をもう少し膨らませてくれますか。結果として、ここでねら
っているどういう感覚、動きが平均台遊びで出来るようになったとか書
いて下さい。

四番目・二宮先生
  <根本先生>
  どういう鬼遊びか読んだだけでは、イメージがわいてこないんだけど
も、その原因は、最初のところで、バスケットボールコートがあるでし
ょう。この線上を歩くでしょう。そして、走らない。歩くんですね。鬼
がだれなのか一目で分かるように帽子をかぶる。これは、この図を入れ
るんですね。(根本先生が板書)ルール①~③のしたにこの図を入れる
。ああ、バスケットゴールのコートで線上を歩くんだな、このへんに印
をつけて。これがあるのとないとではがらっと変わるんですね。言葉だ
けでは伝わらないのでこういうイラスト、図を体育の場合は必ず入れて
下さい。(図を挿入)

  このルールちょっと付け加えると子供達が喜ぶということですね。下
記のルールを一つだけ加える。下記のルールって五つありますよね、こ
ういうときはどうするかというと、ベタッと書かないで、付け加えるル
ールと書いて囲むんです。囲んでア、イ、ウ、エ、オ。こういう表現し
ます。

                  板書を掲載する。

そうすると、読者はどこを見ていくかというと、こういうところを見て
いるんですね。読ませたいところは、強調してやる。先生のろんんぶん
の主張はセーフティーコーンを使うというのが目玉なんですね。目玉を
タイトルに持ってくるんです。「セーフティーコーンを使った鬼遊び」
とするんです。それを持ってきて、いきなり頭から、セーフティーコー
ンを使ったルールを出すんですね。これ入りません。普通の鬼遊びにセ
ーフティーコーンを入れる。そして、こっちに展開を書くんですね。今
日のルールはちょっと違います。線のところにこれを置きます。どこへ
置くか分からないですね。どこでもいい。「今日のルールはちょっと違
います。線のところにこれを置きます」と言ってセーフティーコーンを
見せる。「鬼でない人はこのとんがりくんのところを通るとしたら、こ
の様にくるっと戻らなければならない。」このようにといっても見てい
ないと分からないわけだね。このようにと表現しないで具体的に書く。
「通るとしたら・・・・関係なく飛び越す。」ここのところ分からない
んだけど、説明してくれる。二宮先生実演。なるほど、これがあると会
わなくても戻るのか。回ってもとに返るのか。なるほど、これは面白い
ね。説明してもらうと分かるんだけど、文章を読んだだけでは伝わって
こないね。素材はとても面白いので、このままではCなんです。内容が
よくても表現力がないと伝わりませんので、もう少し書き方を工夫して
下さい。これも場づくりに入れますから、書き直しをして送って下さい
。送った段階で原稿を依頼します。

五番目・大谷先生
<根本先生講評>
  ビート板の持ち方笹川先生に聞くということで、具体的によく分かる
ように書かれています。先ほど申しました様に、イラスト・図で示して
ありますね。ポイントが明確に示してあります。論文として非常に分か
り易く内容もいいと思います。Aです。
  教材教具の開発というところがあるんですね、楽しい体育に。そこに
紹介したいと思いますので、来年の6,7月号あたりに使わせて頂きま
す。(注;楽しい体育とは、『楽しい体育の授業』のこと)
  六番目・馬場先生
<根本先生講評>
  これは先生が考えたんですか。面白いですね。ネタはAです。これも
場づくりに使ってみたいと思います。書き直すところは、留意点でふく
らませるのは、たいへんでしょう?2年生には。「ぼくのクラスは少な
いので、開いてる先生に膨らませてもらいました。」コンプレッサーが
あればすぐにできますけどね。どういうふうにふくらませるかとか、い
つ膨らませるかとか。それから、その風船、高さを変えるとありますね
。これ非常にいいですね。そこをもうすこし整理して、結果として、投
げる力が付く、正確に遠くまで投げる力が付く。というねらいをはっき
りさせて下さい。風船わりをしてどういう力をつけるか。

七番目・河野先生
<根本先生講評>
  大変面白いです。ピンポン玉、ゴルフボールを使うということ。実は
これは面かぶりでのばた足泳ぎまでの段階指導ということですね。でき
たら、イラスト、ふいているところとか、特に輪のところが見えないか
ら、経験者は分かるけれど、やり方が分からないから、絵を入れる。節
々に絵を入れるといいですね。これはAです。水泳の特集したいと思い
ますので、またお願いします。

八番目・大谷先生
<根本先生講評>
  大変面白い論文ですね。Aです。道南フリートークの方々ですか。も
っと面白いネタありますか。あればですね、体育の全発問全指示シリー
ズというのを出すんですね。サークル単位に依頼していくんですけども
、水遊びというところで、サークルに依頼するので宜しくお願いします

(注;これは「カメさんゲーム」といって、顔を水につけることができ
ない子供に、知らず知らずのうちに慣れさせていくゲームを紹介したも
のである。)

九番目・岩館先生
<根本先生講評>
  ドリブルをうまくするゲームということで、足ジャンケンを取り入れ
た方法ですね。とても面白いですね。Aです。小川先生どうですか、こ
ういう方法。『使えるなと思ったのは3番目のです。素早い腕のドリブ
ルってのは、ゲームをしたときに途中止まってドリブルつくっていうの
を練習するよりも、鬼ごっこみたいな形で早いドリブルを早くやらせる
ほうが、時間を取るならぼくとしては、効果があると思います。
  とにかく、シュートの練習を一番多くしないとゲームにならないので
ドリブルになかなか時間が取れないので、僕自身授業で使うんなら3の
ほうが、スピードを付けたドリブルのほうがゲームにつながるんじゃな
いかなと思いました。』
  これはこれでいいです。シュートをうまくするゲームだとか、そうい
うのを作ってくれますか。考えてみて下さい。今、学習ゲームというの
を特集するんですね。体育ゲームも考えてくれと向山先生に言われてい
まして、こういうものをたくさん開発してみて下さい。ドリブル、シュ
ート、パス。
以上で論文審査の方を終了します。
  最後に、小さいネタでいいです。たくさん集めて、人からきいただけ
でもいいですから、いいなと持ったら原稿をおくってください。原稿依
頼を致します。よろしくお願いいたします。

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2006年9月18日 (月)

私の本棚060918

『商いの原点~江戸商家の家訓に学ぶ』荒田弘司著 すばる舎 1,600円+税)

ビジネス書でも歴史感漂わせるタイトルをみるとついフラフラと手にしてしまう。童門冬二や堺屋太一の著作を手にとってしまうのもそのせいである。期待に違わず、とてもよい内容(☆5(^_^;)

AGORIAではmixiの1年後を予想せよ・・という問題が出されていて、ほとんどが現在の株価を下回る予想をしているのだが、mixiが次なる事業をどれだけ用意し、実際に撃って出てくるか次第である。一般的な株価予想ではわからないのがサイバー経済である。「商の道 何にても 新法工夫可致候(あきないのみち なににても しんぽうくふういたすべくそうろう)」三井八郎兵衛高利 の言葉である。

三越の現金(銀)掛け値無し商売は、当時(江戸初期)としては、画期的な販売方法だったわけだが、今では当然の方法でどこでもやっていることである。逆に掛け値ありはクレジットのことだから現代社会は時代に逆行している感すらある。温故知新が反映されているとも言える。

笑ってしまったのは次のくだり・・(高利の非凡な才能を評した以下引用)商売の才は天賦のmぽのだが、それが後に開花するのは、商売を実地で体得し、勘を磨いたためであろう。理論と実地は別物というのは、某経済閣僚の例を見ても明らかである。(引用終了) 堺屋経済企画庁長官もしかり竹中平蔵氏もまたしかり・・か。(^_^;)

高利の遺訓には後継者育成プログラムが綴られているそうだが、実に明確な規準が示されている。

1)男子は12~13歳になったら、京都の本店に預け、丁稚と同じことをさせよ。ここで覚えるべきことは、商売のいろはと仕入業についてである。

2)15歳になったら、江戸の本店に派遣して、2~3年働かせろ。

3)その後京都に戻し、また京本店で働かせよ。ある程度の販売業務を担当させ、帳面の付け方を学ばせよ。

8)30歳を過ぎたら、その後の進路をどうするかは、総本家の主人が指図する。

中略しつつ紹介したが8項目18年間にわたるOJT御定書となっている。(^_^;)何歳でなになに・・とは明示できないまでも、就職3年目にしてこれこれをさせよ。5年~10年の間に、あれをさせてみよ・・という具合に、教員資質要請や適正判断の見極め規準があってもよいなと、つい考えてしまった。(^_^;)Dscn2338

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2006年9月16日 (土)

私の本棚060916

『孫 正義のクレージー経営者宣言』(竹村健一 太陽企画出版 1,400円+税)

タイトルだけをみればソフトバンクの孫正義社長自らの手になるもののようだが、竹村氏との対談と竹村氏による解説・批評で構成されている。私が尊敬する起業家で、経営者である孫氏との対談なので、手にしてみた。

巷間、SNS大手のmixi株の上場初値が話題となっている。ヤフージャパンの場合、'97の初値が200万円だったそうだ。(もうそんなことすら忘れてしまっていたなあ。時間が過ぎるのが早すぎるのが現代である。(^_^;)

問題は、株価のその後の推移である。ネットバブルで沸き返っていた'99年こと・・

4月7日 3,200万円  4月8日 4,200万円  4月9日 6,000万円

この三日間で初値の30倍にもなっているのである。こういうことがありゃ、ライブドアのような行け行けドンドン!政策もあながちわからないわけでもないな。(しかし、それにしても・・・・、恐るべしネット経済・・である。)

アメリカのYAHOO!!買収の舞台裏がすごい。とりわけすごいのは、現状の企業の時価総額よりも経営展望に対して巨額の信用投資を行うアメリカの銀行のメンタリティに敬服してしまう。ハイエナ化して、不良債権を抱え込んで、政府に面倒みてもらうような赤子のような日本の銀行とはスケールが違うのである。

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2006年9月15日 (金)

私の本棚060915

ライブドア・ショック以来、虚業と実業とか「会社は誰のもの?」論議など華やかになっているが、この本は明快にその命題に応えている。

『企業の作法』(立石信雄;実業之日本社 1,600円+税)オムロンの二代目社長である。

企業は公器である。すなわち企業は私物ではなく、社会に奉仕する存在である。」

初代社長 立石一真の経営訓がそのまま社是となっているわけだ。私物化した企業の株に群がるディトレーダーたちも大したヒトたちとはいえないと思うのだが、そういうヒトに限って損失にウルサイのである。

そもそも株は投資なのだから、株を買うこと自体が社会参画だと思わないとならない。だから、しっかりした投資家は長期展望をもって株購入をするわけだ。決して目先だけの利益を追求しているわけではない。したがって、損失したとしても自己責任と自覚して対応できるわけだ。そういう芯のしっかりした投資家はまた、一点張りの投資をすることはなく、分散投資をしているから一遍に丸裸にもならない。そういうあたりのことをにわか投資家は学ぶべきであろう。(横道にそれた・・(^_^;)

本書の企業の社会的責任(CSR)について述べたもので、企業サラリーマンでなくとも勉強になることが書かれてある。私のようなサークル代表でも役立つことが書かれてある。とりわけ、第3章 人材をどう育て、いかに活かすか~は、人脈が財産となるわが教師の世界では、大事なことを説いてくれている。お仕着せの初任者研修制度や十年経験者研修のような資質向上に一向に寄与しないことはやめて、現場でしっかり育てる研修システムをこそ考えていくべきである。それが人を大事にする「人材開発」というものである。この教師使い捨ての時代だからこそ、効果的な研修制度を施策してほしいものだ。

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2006年9月11日 (月)

酒井塾(懇親会)

酒井塾1日目は参加できなかったが、夜の懇親会には間に合った。

こちらは参加者が指導した作品を持ち寄って、合評会や批評、酒井先生からのご指導もあったりと内容豊富で欠かせない場となっている。今回もまたたくさんの作品があつまった。

Dscn2461 Dscn2463 作品を見て質問がでたりリクエストがあると、即席の講座が始まったりする。(^_^;)

写真は、千歳市立日の出小の大久保さんが指導された騎馬戦。

つかみ合っている手をどのように描かせたのか?という質問で即席講座が始まったところ。参加者一同、大いに納得。

Dscn2455 私は懇親会を「酒塾」と呼んでいるのだが、単に描画指導や図工美術教育だけの話しに終始せず、教育問題やら時事問題やらと興に乗ったところで繰り出される幅広い話題が楽しみとなっている。

酒井式描画指導法研究会札幌支部会報」「SOUPLE(ソープル)」34号が発刊された。充実した内容が維持できているのが、うれしい。

Dscn2454

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第18回酒井塾(参加記)

酒井式描画指導法研究会実技研修会(通称「酒井塾」)に参加してきた。今回は旭川開催。久しぶりに酒井先生とお会いする。お元気そうでなにより。今回は、「マッチ売りの少女」でにじみの技術を学ぶのがメインだったのだが、初日は、学校行事のために参加できずに残念。

2日目。「にらめっこ・ないしょばなし」をクレヨンで描く。目玉を白く塗ることでインパクトのでる絵にすることと、クレヨンでしっかり塗り込んで彩色することを学んだ。

Dscn2487 Dscn2479 Dscn2480 佐藤式工作「竜の舞」は、トイレットペーパーで作るものだったが、実に楽しい。紙の切り絵のムードも楽しめる一石二鳥の題材であった。

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2006年9月 8日 (金)

私の本棚060908

サークルメンバーで現在、共著執筆中。(というかもう、最終の編集段階)

吉岡くんが書いてくれた原稿は、子供たちに集会の企画書を書かせるというものだけど、次の本は是非読んでおいた方がいいなあ。

『使う力』(御立尚資;PHPビジネス新書 800円+税)

第3章 企画という仕事と「使う力」 をみるべし。企画書を作成する時、必要とされる背景を分析してから作成せよということが述べられているが、次の一節が秀逸。「可能な精度と必要な精度はイコールとは限らない。」

なかなかしびれるね。(^_^;)参考とする文献についても惜しげもなく紹介してくれていて、全部求めると金が足らん。(^_^;)とりあえず、図書館を利用しようと思う。(ああ、ボンビー(^_^;)

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2006年9月 7日 (木)

クジラの特別授業

「総合的な学習の時間(本校では「キラキラタイム」という)」の外部講師に、日本鯨類研究所の藤瀬良弘先生をお迎えして特別授業をしていただいた。2時間のレクチャーと1時間の調理実習、その後、各グループ毎にクジラについてテーマを決めて調べ学習をするという単元構成である。(もちろん、本年限りの児童の興味関心に基づく活動ということになる。)

1学期から職員室内でも話題になっていたのだが、学校給食でクジラ肉を食べたことがあるかどうかという点で明確な境界線ができるのである。経験ありはまあ、ベテランクラスで、未経験者はシニアクラス(10~15年経験者クラス)という線引きである。そこで、wikiなどを見てみたら、次のようになっていた。

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乱獲による資源枯渇が明らかになり、次々と禁漁種の指定が行われる(1937年セミクジラが禁漁に、1947年コククジラが禁漁に、1966年ザトウクジラとシロナガスクジラが禁漁に、など)。それでも捕獲鯨種の転換をしての乱獲がとまらなかったため、1970年代には、もうこれは基本的にクジラは全部禁漁にした方が良いのではないかとする捕鯨反対論が台頭した。IWCにおいても捕鯨禁止が議論されるようになり、1988年、日本はついに商業捕鯨から撤退、生態系調査名目の調査捕鯨に切り替えたものの、これも「擬似商業捕鯨」として非難を浴びている。

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1963 南氷洋ザトウ鯨の捕獲禁止
イギリスが捕鯨中止 
1964 南氷洋シロナガス鯨の捕獲禁止
1972 国連人間環境会議で「商業捕鯨10年間モラトリアム勧告案」が採択される
シロナガス換算(BWU)方式の廃止、鯨種別捕獲頭数枠の設定
ノルウェーが南氷洋捕鯨から撤退
日本がミンク捕鯨を開始 
1975 新管理方式(NMP)の採用 
1976 南氷洋ナガス鯨の捕獲禁止
1978 南氷洋イワシ鯨の捕獲禁止
1979 IWC会議でインド洋鯨サンクチュアリーが採択される(附表) 
1982 IWC会議で商業捕鯨モラトリアムが採択される(附表) 
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私は、小学校5年生までクジラの竜田揚げを給食で食べていたと記憶している。6年生となって転校した先での記憶がない。中学校1年ではなぜか弁当の1年。再開した2年生からは全くなかった。1972年というと私は中学2年というあたりである。だからタイムラグとして現40歳未満は給食ではお目にかかっていないわけである。函館出身の私でさえ、こうだから、30代のみなさんが未経験なのは当然のことである。だから、鯨を食ったことがある=年寄り、ない=若者という区分けができたということである。(^_^;)(閑話休題)

Dscn2314 Dscn2317 Dscn2303 Dscn2320 Dscn2322

音の骨伝導実験・ヒゲクジラのひげと歯クジラの歯・クジラのほとんど退化状態の骨盤・ミンククジラの実物大幕の前で記念撮影・調理はやはり「竜田揚げ」(^_^;)。結構評判がよかったです。

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2006年9月 6日 (水)

ごみ用バケットの大きさ

清掃工場(札幌白石)を見学してきた。

ゴミを投入するピット内で、ごみを掴んで焼却炉へ投入するクレーンの先についているのが「バケット」と呼ばれるものである。UFOキャッチャーのおばけ版だと思えばよい。

全部で8枚使って、全体重量が11トンある。その1枚と並んで写したものである。いかに大きいものか分かるだろう。燃えやすいようにこいつでゴミを掴んで、高さ30メートルくらいから落下させ、空気と混ぜ合わせることを繰り返すのだが、ドド~ンという爆音が起きる度に子供たちが「オオ~?!」と歓声を上げていた。

Dscn2387

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2006年9月 3日 (日)

新星館(美瑛;新星の丘)訪問

いつもの週末のフラリ散歩。(岩見沢から富良野・美瑛へ片道1~1.5時間)開館してからすでに5年ほど経過するということなのだが、初めて「新星館」を訪れた。

地域の写真ギャラリーのような案配なものか・・と思いこんでいたために「初」となったのだが、これがなんと早く行けばよかったと後悔ひとしきり。またまた富良野方面でのお気に入りスポットに即刻組み込んだ。

Dscn2349 館長の大島墉(よう)さんと女房。

バックが「新星館」(立派な美術館なのである)

画家 須田 剋太(こくた)と陶芸家 島岡 達三(人間国宝)の作品を常設展示。

実に膨大な数である。トイレにまで須田画伯の作品が展示してある。展示作品もさるものながら、3階からの景色がいい。これこそ絶景。

Dscn2346 Dscn2347 1枚15ミリ厚のペアガラス(広さは3畳ほどもあろうか)から眺める十勝岳連邦は、中富良野の名喫茶「十年館」に並ぶ観望である。

入館料 500円は、安すぎ。

眼下には、十勝岳火山灰で形成された岩石群を自前で切り開いてゆくゆくは喫茶店を建設するとか。館長の大島さんは目下65歳ということであるが、実にエネルギッシュな人である。

この夏は、旭山動物園や知床に客が流れているということだが、そんな人混みに向かうよりもこちらにくる方がよっぽど心が豊かになるなあ。小1時間ほどの間、私たち夫婦の貸し切り状態で、あれこれと説明までいただいた。

まずは一度行ってみるべし。美瑛町新星の丘、午前10時~午後5時。開館は4/26~11/3までで、冬期間は閉館となる。

大島館長の許可を得て、紹介HPを作ってみた。

http://2006freetalk.web.fc2.com/shinseikan/top.html

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