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2006年10月 8日 (日)

私の本棚061008

『今日も友だちがやってきた』(野田知佑 小学館 1,500円+税)

椎名誠ファンとしてはさすらいのカヌーイストとして周知の方である。カヌーものだから、当然、川を舞台とした様々な交流が描かれているのだが、「川ガキ」こと(=川で遊びたわむれる子供たち)の様子やら彼らとの交流がのんびりとした流れで綴られている。ホッとする一冊であろう。

そんな中でも環境問題には厳しい目をもつ野田氏の、緊張感ある文章もある。「人の少ない田舎に住む人間が偏狭になり、他人を受け入れなくなるのと同じ・・・」人間の了見が狭くなって、人間性がちんまりとしてしまうということを指摘しているわけだ。

とにかく毎日毎日、IT時代で機械化によって仕事が楽になるわけではなく、逆に仕事量が増えてきているこの時代、このようにのんびりして、人間性を取り戻さないとダメ人間になりそうだと警告してくれている気がしてならない。  

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