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2006年10月 5日 (木)

根本先生講座Ⅱ(その11)

  最後に授業作りの話をしたいと思います。授業をどういう観点で作っ
ていくかという内容。内容論だけでは、いい授業はできません。授業を
作っていくための指導技術、私は4つ押えています。授業技術の4つの
視点                                                            
┌─────────────────┐                        
│1  基礎技術。(片々)                  │                      
│2  出来るようにさせる技術。           │                        
│3  組立の技術。                         │                        
│4  対応の技術。                         │                        
└─────────────────┘                        
  一つ目は、基礎技術。これは、片々の技術。今日やったように道具の
出しいれ、試範の仕方、集め方、話し方、そういう諸々の片々の技術で
す。これがなかったら授業が成立しません。                        
  二つ目は、出来るようにさせる技術。閉脚とびでしたら、うさぎ跳び
の指導ですね。あるいは、横ができて縦ができない子を補助しましたけ
ど、ああいうふうにできない子をできるようにさせる技術。大体、学校
の校内研究でやっているのは、ここ(2の「できるようにさせる技術」
)ですね。読解指導。作文指導。全部このレベルの指導法を研究してい
る。                                                            
  それから、組立の技術。今日は全部でたらめにやっていったんではな
いんです。準備運動から。あの準備運動というのは閉脚とびができるよ
うにさせるための基礎技能作りを易しいものから難しいものへとやって
いったんです。かえる倒立→足打ちとび→手押し車、それからジャンケ
ンゲームいれましたよね、なぜいれたかというと、ゲームをいれるとい
うことによって子供達の緊張が解けるんですね。ですから、和やかな雰
囲気ができる。そういう意図であれは組んでいったんです。そして、閉
脚とびをする前にうさぎ跳び、それから跳び箱に行く。そういう組立に
なっていたわけです。                                           
  4つ目は、対応の技術。これは、即座にできない子がいたときにどこ
ができないか診断して治療していくんですね。ですから、マットでうさ
ぎとびさせて、君向うに行っていいよ、とすぐ診断して行かせましたね
。できない子が16人いたんですから。こっち来てごらんといったら1
6人来たんですね。16人もできませんから、すぐ飛ばせて、できると
思ったらそっち行きなさいと診断したんです。飛べない子がいたときに
は、無理して跳ばなくていいよ、そういう、対応の技術です。       
  こういう4つの指導技術が組み合わさって、初めて、授業はできるん
だという考え方です。これは体育だけではなく、国語、算数、社会、理
科、全部に同じです。授業を成立させる基礎技術、発表のさせ方、教室
だったら発表のさせ方ですね。書いたら、鉛筆を置きなさい。煙が出る
くらい速く書きなさい。みんなそうです。                         
  できるようにさせる技術、分かる技術ですね。                   
  それから、組み立て。                                          
  このなかで、一番出来ないのはこれですね。これができたら、名人で
す。これ(1)は、初級です、アマです。これは教えればすぐできます
。鍛え、訓練すれば。用具の出し入れは鍛えればすぐできるわけです。
このへん(2)になるとセミです。このへん(3)に並ぶと初段。   
これ(4)は、名人です。たくさん見て、どこが悪いか見抜いてぱっと
手当できるんですから。ですから、出来たらこのへんまで先生方にも付
けて頂きたいなというのが願いなんですけど。  そういうわけで、こう
いう4つの指導技術を法則化体育はこれから作って行きたい。それから
、先程申しましたように教材ごとにテクニカルポイント、発問指示、場
作りを考えて行く。教材ごとにできたらすごいですね。日本の体育が変
わります。大体、器械運動については出来ました。閉脚とびもできまし
た。側転もできました。開脚前転は作っていまして、とりあえず、1月
のスキー合宿にできる。機械運動についてはできましたので、来年から
は、陸上運動のほうをこれと同じように作って行きたいと思っています
。陸上が終ったら球技です。水泳、表現と全領域をこういう考え方でま
とめて行きたいなと思っています。                               
  私は「楽しい体育の授業」という本の編集長をしていますが、先生方
から実践を頂いてそれをまとめて出しています。雑誌に書いてみたいと
いう方は、私のところに来て下さい。こういう企画を出してほしいとい
う希望がありましたら、申し出下さい。そういう企画だしますから。な
かなか書く機会というのが少なくて、私は投稿しました。投稿して初め
て載ったときのうれしさというのを今でも覚えていますけども、先生方
も体育のを書いて下さい。(このあと雑誌のPRと「法則化体育通信」
のPRを経て、講座を終了した)   

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   以上、11回に渡る連載でした。根本先生、改めて勉強になることが
たくさんありました。公開を快くご了承くださり、ありがとうございました。 
                      

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