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2006年11月 8日 (水)

私の本棚061108

『人を10分ひきつける 話す力』(齋藤 孝;大和書房 1,200円+税)

前回に引き続き、齋藤孝のもの。このシリーズには「書く力」もある。

これを読んでいて気がつくことは、TOSSが進めている授業技量検定の検定項目と同じところがあることだ。

下のF表検定から始まって最高A表までの規準があるが、現在一つの規準として多くの賛同者が挑戦しているのが「D表検定」であろう。その中に、”授業のつかみ 15秒”という項目がある。模擬授業導入時の15秒でどれだけ学習者の学習意欲を高め、関心を引き出すかに授業の正否が大きく影響するというものだ。齋藤の著作にもこれがある。「15秒の話に意味をこめられるか」という項目である。(私も最近SNSでこの点について触れたことがある)

(引用)「意味の含有率」とは、時間あたりの意味の量だ。話に意味を詰め込むトレーニングのために、私は学生に15秒間のプレゼンテーションをしてもらう。15秒の話であれば、話す方もその短い時間になんとか意味を入れようとする。実際、かない聞くに堪える話になる。15秒というと、短すぎて何も言えないと思うかもしれないが、これはちょうどテレビCM一本の時間と同じ長さだ。15秒のCMにはかなりの情報が入っている。となれば、15秒の話でもかなりの意味を入れ込むことができるはずだ。(引用終了)

さらにD表をつながる言葉が「つかみ」だ。大学入学式、2万人の聴衆を引きつけるには、「つかみ」が必要だという主張である。尤もなことである。授業冒頭に聞き手(学習者)を引きつけることに成功すれば、あとの授業展開がスムーズにいくわけだ。講演でもおなじことである。

「つかみの15秒」を絶えず意識して授業に臨むことが大事である。そのあとに続けて、価値ある授業を提供できなければ意味がないけどね。(^_^;)

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