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2006年11月13日 (月)

私の本棚061113

『美酒楽酔 飲めば天国』(「世界の名酒事典」編集部編 講談社 1,500円+税)

表紙に開高健・吉行淳之介・遠藤周作の3氏が和田誠氏のイラストで描かれてある。「ああ~、あの世で一杯やってんだろうなあ・・・」などとのどかに感じさせる装幀である。(^_^;)前回も書いたが、サークル例会後の二次会がないと本当に精神的に回復度が足りない感じがするために、フラフラとこういう酒や酒肴ものに手が伸びてしまう。

いろいろな蘊蓄はそれでいいのだが、座談会で一杯やりながらの談話が面白い。脇にウイスキーとチェイサーをつけてちびちび読み進めているといつしかうたた寝しているという幸福なものである。(ああ、平和でよかったね)

終盤、ワイン醸造家にして評論家の麻井宇介氏「酒の戦後50年 我らの「飲みよう」はいかに変わったか」を読んで、少々頭にきた。(氏の文章に腹がたったわけではない。あしからず・・)

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原料米の割当制度の中で逐次増産を続けていた清酒が、戦前の水準になったのは昭和36年である。焼酎の退潮には、清酒の供給が豊かになったこともまた影響していた。そして同様の事情は、昭和35年にピークに達した合成清酒にもいえる。つまり、この当時、入手が容易だった焼酎や合成清酒を飲んでいた酒好きが、清酒やビールに鞍替えし始めたと見られるのである。その一因に、30年代に入って、神武景気、岩戸景気と続く経済の好況があった。飲み手のふところにも余裕ができたのである。

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ここのところ景気がよくなって、企業の設備投資や採用者の増加などいい話が多くなっているわりには、「飲み手のふところ」にはちっとも反映されていないではないか。ビールから発泡酒、そして、第3のビールへと格下げで耐えているところにもってきて、政府やそれさえにも課税しようとして、貧乏人いじめもはなはだしい。いじめは子供世界だけではないのだ(^_^;)。聖域無き構造改革のために、フリーターや非正規雇用者や第3ビール愛飲者の増加を余儀なくしてきた小泉前首相よ!安倍首相よ!早くなんとかしてくれい!!??と心から叫ばずにはいられない今日この頃・・(^_^;)。酔いも覚めるというものですよ、全く・・(^_^;)

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