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2006年11月20日 (月)

私の本棚061120

『日本の真実』(大前 研一著 小学館;1,400円+税:気がつけばこの当たりの価格帯が多いなあ(^_^;)

早いところ利益確保したいがために、売り急ぐデイトレーダーのような格好で「教育基本法」改正法案が衆議院を強行採決で、参議院送りとなった。今週末 11月25日は、ひさしぶりの10割動員となっての総決起集会が大通公園で開催されることになっている。

大前研一氏から学ぶことは多く、私のサークルでは「大前組」という組織をつくって【大前研一通信】(月刊)を定期購読しているメンバーが15名いる。5名単位で法人登録できるので、会費が4割安くなるのである。お薦め。

その大前氏の著作から学ぶことが多いのだが、これも同じくその一冊。もう、これで何冊になったものやら・・「チープな愛国心こそおかしい」と章立てしている箇所がある。いみじくも愛国心問題で荒れている改正法案である。これを読んでくれているみなさんも自分なりに考えてみてもらいたい。

--------- (引用開始)日本のおかしな点はまだある。建国記念日や昭和天皇の誕生日を国民の祝日にするようなチープな愛国心である。昭和天皇誕生日なら素直にそう呼べばいいのに、「みどりの日」というおかしな言い方をする。そんなことをやっているのは、足を踏まれてイチャモンをつけている連中にほかならない。《註~大谷:  このためかどうかわからないが、来年2007年(平成19年)から4月29日は「昭和の日」となり、5月4日が「みどりの日」と法改正された)天皇の誕生日をすべて祝日にしていったら、そのうちに1年365日全部が国民の休日になってしまうではないか。・・・・ 中略 ・・・・ 要するに、危機に直面すると非常に弱いのが日本の特徴であり、私たちはこの日本人の集団的な欠陥(集団IQの低さ)をしっかり自覚しなければならない。・・・ この集団的な欠陥を克服する方法は、日本という「国」の単位でものを考えるのをやめることだ。今や世界は地域国家の時代なのだから、その単位で考えるようにすればいいのである。日本を10か11の道州に分ければ、同じ数だけアイデアが出てくるだろう。その中には優れたものが1つや2つはあるはずである。要は、単一の解を求めるからおかしくなるのであって、みんなで複数解を競い合えば、日本は強くなると思うのだ。(引用終了)--------

地域国家の時代を象徴している好例は、中国だろう。経済特区が成功して、急成長を遂げている地域が随所にみられる。かたや、北海道を道州モデルとしようという動きがあるなか、結局は中央集権から手放したくない政府の思いが見え隠れしている様子で、ちっとも実現するに到らないのが現実状況である。北海道は、ほんとうにこのままでは第二第三の夕張市が続出してきて、末期ガンの様相を呈するだろう。そうなれば、いかなる薬も効き目がなくなり、ましてや、自力快復なんて全く望めなくなってしまう。職を求めて若者がどんどん道外に逃げ出し、老人自治体になってしまうことだろう。18日に優勝パレードをした日本ハムもいつか北海道を離れてしまうかもしれない。早くなんとかしなければならないのに、危機感があまり感じていないように思うのは、私だけなのだろうか・・・

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