« 私の本棚070106自分なりの段取り力を見つける | トップページ | 私の本棚070108きちんと親業すれば、よし »

2007年1月 7日 (日)

私の本棚070107孤独は効果的な自己鍛錬となる


『孤独のチカラ』(齋藤孝著;PARCO出版 1,200円+税)
齋藤氏としてはかなり珍しい「内省の書」である。編集者の藤本真佐夫という人に興味を
もった。(おそらく齋藤氏自身が持ち込んだ企画ではないだろう。こういう本を編集
する人の腕前というものを拝見したいものである。今後、注目・・)

現状の私の境遇や心境の琴線に触れるフレーズがたくさんあった。
(引用開始)--------- つるむのはいまや小学校、中学校、高校でいじめられない
ための生活の知恵のひとつとなりつつあるようだ。しあkし、それを当たり前だと認め
ると、クラス内の権力関係はどのグループに属すかで変わり、一人になったときはまる
で居場所がなくなってしまう。そのクセがついていると、一人でいることは非常に精神
不安定で、それを恐れるようになってしまう。
《以下、岡本太郎「自分の中に毒を持て」
  とかく、みんな自分を大事にしすぎる。自他に甘えているんだ。ほんとうに自分の
在り方を、外につき出していない。だから、裏目が出てきてしまう。自分でもそれを感じ
るだろうし、相手も裏目を感じて、深くつきあおうという気にならない。(中略)友達
に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分をつらぬいて
いけば、ほんとうの意味でみんなに喜ばれる人間になれる。》

おもしろいもので、一流の才能を持つ人ほど、ひとりになったときには自分のなすべき
世界のことを考えてしまう。つまり、ひとりの時間に考え続けられるかが才能の証でも
あるのだ。

1.内観する 2.教養という反射鏡を磨く 3.「日記」を書く
これらは、私が提案したい〈自分を検証するための手法〉である。孤独の時間にこうした
機会を持てば、何かに挑み続けていこうという炎が絶えることはない。

だめな芸術家とは、逆にスタイルをころころ変えてしまう人である。ときには、見る影
もないほどに変えてしまう。中心軸を持たず、本当に既存の模倣になってしまったりする。これは危険である。------------(引用終了)

自己を確立するのは容易なことではない。しかし、いつまでも人の意見にふらつくよう
であったり、模倣ばかりしていては自分のアイデンティティーができない。
極端な話、価値の低い人間ということである。とうの昔に不惑を過ぎ、昨年は、年男で
あったのだが、我ながらなんとも情けない状態だなと感じている昨今である。(^_^;)

|

« 私の本棚070106自分なりの段取り力を見つける | トップページ | 私の本棚070108きちんと親業すれば、よし »

書籍・雑誌」カテゴリの記事