« 私の本棚070114お笑いでも読める藤原正彦 | トップページ | 私の本棚070116「無知無欲」のすすめ »

2007年1月15日 (月)

私の本棚070115マスコミの影響力

『イラク戦争 日本の運命 小泉の運命』
(立花隆著;講談社 1,500円+税)

前半は、北京大学での講演記録があり、それはそれで読み応えがあって
よかったのだが、本著で一番鮮烈だったのは、イラクで人質となってし
まった高遠菜穂子さんのマスコミ報道と実態との大きなズレを指摘して
いるところである。
かねてより、立花氏は公権力に対してはいろいろと警鐘を鳴らしてきた
ルポライターだが、読んでみるといかに私達はマスコミ報道を丸呑みし
てきているかということがよく分かる。
そもそも報道そのものを真実として受け止めてしまうように、洗脳され
てきている感じすらある。

報道と事実とを照合しながら、分析的に読むという姿勢を身につけない
と大変なことになりそうだと思った。

マスコミに限らないことだが、自分が身を置いているところが全てと
感じるようになってくることもまた危険である。
それが与論であり、正義であると信じてしまうからである。
常に自分を(!)客観視できるように日常的に訓練しておくことが肝心
だということだ。

|

« 私の本棚070114お笑いでも読める藤原正彦 | トップページ | 私の本棚070116「無知無欲」のすすめ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事