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2007年2月 4日 (日)

私の本棚070204教育現場にも経営感覚は必要だ

『50代からは身のたけ起業』(大出俊雄著;技術評論社 1,480円+税)

パソコン関係の出版物を多く出しているところなのだが、はて、どんな
ものがという物見遊山的に手にとってみたものである。
このところマネージメントサイクルは、昔のPDSからPDCAへと流れで
変わってきている。
Plan~Do~See → Plan~Do~Check~Action
以前は評価=See だったが、試して~吟味~いよいよ実行に移すという
より慎重で確実な動きへと意識がスライドしていったものなのだろうか。
このマネージメントサイクルを見るにつけ、およそ10年周期でめまぐるしく
変わっていく学習指導要領のことが頭をよぎる。
教育の成果を判断する上で10年の周期というのは、短すぎるというのが
私の考えである。
身近なことを上げると、教員の人事異動サイクルもまた怪しげなほど
短周期のところがある。
例えば、管理職人事。ほとんどの学校長は2~3年サイクルで異動する。
勢い、大過なくすごそうとする保守的にならざるをえない。
これを5年に延長すれば、なんらかのアクションをせざるをえなくなって
くるだろう。経営の責任感も増すというものだ。
担任人事であれば、毎年毎年担任が代わっていく、いわゆる「1年契約」と
いう現象のほとんどは、問題教師に続けて2年も同じ学級を持たせるわけ
にはいかないという現状と保護者からの不満回避の策とされる例が多い
ものだ。
かつて、斎藤喜博氏が校長だった島小では、自ら6年間の継続担任を希望
する女教師がいたということだが、応じる方もそれに応える方も、相当な
覚悟がいることだろう。いろいろな担任との教育機会を奪うということか
ら考えればマイナスの面もあげれることだ。

(引用開始)-------最近は、組織・集団で支配している(共有している)
ものの見方・考え方を指す意味でパラダイム用語が使われていますが、
ここでは当然、行動スタイルをも含んだ枠組みで提示しています。
 起業家としては「経営者の視点」を考えてパラダイム・シフト(基本的
思考・行動スタイルの転換)を図ってもらいたいものです
。(引用終了)

学校現場は、「経営」という言葉はなじまないとする意見があるようだが、
私はそんなことはないと考えている。
一般に「経営」となると利益を生みだす行為に適用されることが多いが、
教育においては、優秀な人材(人財)を生み出す行為であるわけで、その
延長上に国力の増強がもたらされる行為であることを考えれば、立派な
経営が求められることは、しごく当然のことである。
問題なのは、「経営」意識が希薄なまま管理職となっていく(される)
教師である。言われるままに、上意下達の姿勢で影響力やましてや感化力
をもたない指導力のため、現場を混乱させている者が多い。
その影響が子供たちにもおよぶことだということを自覚する必要がある。

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