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2007年2月11日 (日)

私の本棚070211オーバーアチーバーを指向する人

『組織力を高める~最強の組織をどうつくるか』(古田興司+平井孝志著;東洋経済 1,600円+税)

この手の書籍の購読は、かなり飽和状態となってきていて、よほどの新知識か斬新性でもないと数ペラポイとなることが多くなってきている。だから、文庫化されたものや文庫(=廉価版)のビジネス書は、著者名で開いてみることが多くなってきている。
本書もあまり期待していたわけではないが、「オーバーアチーバー」という教育業界用語(別にそうと決まっているわけではないのだが、この業界では比較的一般流布されている用語だ)が目についたので、開いてみると・・・・

(引用開始)------- 通常の組織では、経験的に、OA(オーバーアチーバー)が20%、A(アチーブ)が60%、P(poor)が20%であるとわかりやすい。(註 大谷;やはりここでもこの分配率だな(^_^;))~中略~実は「OAゾーン」の人たちは、オーバーアチーブすることを楽しみにしている。指示よりよい提案をする楽しみ、より早く仕事を仕上げる楽しみ、上司の先を読む楽しみ、貢献しているという喜び、認められるという喜びーこういう楽しみ・喜びを理解しているので「OAゾーン」は総じてモチベーションも高いものだ。
OAゾーンの人からは、新たなものが生まれてくることも期待できる。これらOAゾーンの人たちが相互に結びつくことによって、組織の中で相乗効果が発揮されたりするからだ。マネジャーは自分のチームのメンバーがこういう楽しみを持てるように、またそのための能力を獲得できるように、リーダーシップを発揮してかなければならない。そのためにもまずは、メンバー一人ひとりをマネジャーが十分理解する必要がある。---(
引用終了)

ううむ。これはTOSSやTOSSサークル、そしてそこに集う人たちのことを象徴的に表しているような錯覚を起こす文章である。オーバーアチーバーというのは、能力以上の成果を引き出している状態をさすのだが、みな普通の教師ばかりでありながら、並の教師でない人が大勢いる・・・それがTOSSである。みなモチベーションが高い点も共通しているし、しかもその持続力たるや尋常ではない。ここに組織拡大の秘密があるのではないかと思った次第である。

ちなみに、OAの反対語は「アンダーアチーバー」となるのだが、ここではPOOR(プア;貧乏)という表現をとっているところがなんともおかしい。(^_^;)つまり、能力があるのに働きが悪いのは、貧相・貧弱なのね・・と、妙に納得してしまった。教育現場では、アンダーアチーバーをいかに引き上げて、オーバーアチーバーへと転換させていくかに力点を置いて日々研鑽し、子供たちを指導していることを申し添えておくこととする。

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