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2007年2月13日 (火)

私の本棚070213村上ファンドがよくわかる

『最新 投資ファンドの基本と仕組みがよ~くわかる本』(岡林秀明著;秀和システム 1,600円+税)

ライブドア事件や村上ファンドの報道が多くなった頃から、株式をめぐる情報がニュースで流れない日はないくらいになったものである。にわか投資家(ディトレーダーとかいう人たち)の悲喜こもごもの話も話題に事欠かないよういになっている。そういうのを見るにつけ、投資家といいつつささやかな儲けに食らいつく「守銭奴」に変わりないなと本当に思う。ああ、渋沢栄一のような人間がいた国とは思えないよ、全く。(^_^;)

さて、ファンドといえば「村上ファンド」を思い出す人は多いと思う。本書もわかりやすいし関心をむけやすいためであろう、村上ファンドをよく引き合いにだしてくれている。モノいう株主=アクティビストファンド=の一つが、村上ファンドなのであるが、大前研一氏に言わせれば、ただのグリーンメーラーだとなる。まあ、逮捕劇で終演を迎えてしまったわけで、お粗末な展開だったが、およそ7年間のファンド活動は、その短期間の割には実に巨大な資金を運用していたのが、よくわかった。

(引用開始)----- 「潜在的に有している株主価値を十分に発揮していない」企業、つまり割安株の企業をターゲットとしてきたわけですが、ほかならぬ「村上ファンド」などの活躍で、そうした企業が徐々に少なくなってきました。このときの「村上ファンド」の運用資金は約4000億円です。米国のレミアス・キャピタル・グループが日本で設立した「アクティビストファンド」の運用資金が約120億円程度であることを考えると、「村上ファンド」の巨大さがわかります。「日本の村上ファンド」から「世界の村上ファンド」への飛躍を期していたのでしょう。----(引用終了)

私はこのくだりを読んでいて別なことを考えてしまった。つまり、「村上ファンドへ転がり込んできた日本の眠れる資産の強大さ」ということである。あれこれながめるにつけ、村上ファンドへ投資している人は、外国投資家よりも日本人投資家が多いようだということだ。金は金のあるところに集まる習性があるわけだが、この巨大な資産をどう市場に還流させていくかによって、景気がものすごく変わっていくだろうになと痛感。これを政治家にたよっているんじゃダメかね。(^_^;)儲けの少ない、もしかしてリスクが大きいかもしれない日本国債を買うために拠出するように動くとはとても思えないなあ。

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