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2007年3月19日 (月)

私の本棚070319 アメーバ経営?!

『アメーバ経営 ひとりひとりの社員が主役』(稲盛和夫著:日本経済新聞社 1,500円)
 京セラやKDDIで稲盛さんを知っている人は多いことと思う。巨大企業を創業し成長させていく人物には事業展開のビジョンや卓越した経営手腕が兼ね備わっているものだ。
 本書の書名になっている「アメーバ経営」とは、一言で言うとアンチ縦組織ということだ。web(インターネット)の思想や構築関係に通じるものがある。オープンソースの時代、そして、ハイ・コンセプトの時代には、必要な経営思想であると思う。

=======(引用開始)悩みに悩んだ末に私は、経営における判断は、世間でいう筋の通ったこと、つまり「人間として何が正しいのか」ということにもとづいて行われなければならないことに気づいた。われわれが一般に持っている倫理観やモラルに反するようなものでは、長期的にうまくいくはずがない。だから、両親や祖父母から、子供のころに叱られながら教わった「人間として、やっていいこと、悪いこと」という、ベーシックな基準で判断していこうと思った。
 つまり、「人間として何が正しいか」という基準を会社経営の原理原則として、それをベースにすべてを判断することにしたのである。それは、公平、公正、正義、勇気、誠実、忍耐、努力、親切、思いやり、謙虚、博愛、というような言葉で表される、世界に通用する普遍的な価値観である。 (引用終了)
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 儒教であろうが、宗教思想であろうが、確固たる信念を判断基準として持つことは大切なことである。それが言動のブレを生じさせないし、信頼を勝ち得る原動力になっていくものである。

 横のつながりを広げていくなかで、つねに自分の判断軸との照合を図り、対処していくから自分にとっても、相手にとっても価値ある関わりが生まれていくのだと思う。

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