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2007年3月23日 (金)

私の本棚070323鍛国研メンバーは読んでおいた方がいいね

『日本語は天才である』(柳瀬尚紀著:新潮社 1,400円+税)

読売新聞で紹介されていたので早速読んでみる。
ほぼ全文が、口語体で綴られているので不思議な躍動感がある。
著者は翻訳家だから言葉の使い方のプロといえる。
そのプロをして日本語の天才度を語る内容だから、面白いのである。
例えば・・・

=====(引用開始)・・日本語にはもう一つの苦手分野が
あります。それは侮辱表現、罵倒表現です。日本語という天才
をしても、発達が遅れている。バリエーションに乏しい。
 たとえば、夏目漱石の坊ちゃんは、「喧嘩のときに使おうと
思って、用心の為に取って置く言葉」を並べてみせます。

「ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、猫被りの、香具師の
モモンガーの、岡っ引きの、わんわん鳴けば犬も同然な奴とでも
云うがいい」

 威勢はいいものの、迫力よりもおかしみが勝っているようですね。
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《いろは歌の紹介と説明をうけて》これじゃとても酔えませんね。
なんだか暗い気分になりますか?
いやいや、そんなことはない。暗くなってはいけません。皆さんは
若いのですから、暗くなることはない。ぼくなんぞは、若いころに
この意味を知って、うーむ、そうか、それなら今のうちに酔って
おこうと決意しましたね。それで未成年飲酒です。受験勉強をしながら
安ウイスキーや冷や酒を飲む。で、青年性高血圧になって、頭が
ぼやけて、それで東大数学科受験をあきらめた。数学の才能がないこと
を早い段階で悟ることができたからよかったと思います。そして翻訳で
世の中に多少は貢献してきたかもしれないので、まあ、いろは歌の
おかげです。(
引用終了)========

で、自作のいろは歌を何種か紹介しているのである。一つ作るのも
大変だと私は感じているのだが、いくつもいくつも作ってきたという
のだから驚異である。例に「とかなくてしす」も示されているが省略。

日本語にはルビがあって、読めない漢字もルビのおかげてこともなげに
読むことができる。
他の言語ではそうはいかない。だから、間違った読みをしてしまい
誤解されることがあるわけだ。
改めて日本語を見直す好機を得たという気がする。

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