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2007年3月30日 (金)

私の本棚070330立花隆はやはりスゴイな

『ぼくの血となり肉となった500冊 そして 血にも肉にもならなかった100冊』
(立花隆著:文藝春秋 1,800円+税)
期待通りの一冊。これまで何度か、立花隆の読書遍歴を紹介する本は出てきたが、これは集大成的な一冊となるだろう。

いやはやどれひとつ(この場合は一冊ですね)として、斜め読みや飛ばし読みなどしていないのではないかと思えるほど、紹介される本を手にして、内容なり当時のエピソードなりが滔々と口から流れてくるのが、スゴイ。
立花隆ならではの批評があり、500冊じゃきかないよ!というほどの量が紹介されている。

クラシック愛好家としても知られる立花氏であるが(自宅にミュージシャンを呼んで生演奏会を開いたりするくらいだからね(^_^;)、『リヒテル』の紹介があって眼を引いた。
実は、私は大学4年の時にリヒテルを生で拝聴した貴重な経験がある。(なぜ貴重なのかは、分かる人はわかるね(^_^;)どういうわけだか、函館に演奏に来たことがあるのだ。プログラムはベートーベンをメインとするものだったが、年齢を感じさせない迫力があったねえ。当時、看護婦のバイトをしていた女房に入場料を出してもらって聴いたのだが、その値は十分だった。(金 10,000円也(^_^;)。演奏終了後は、興奮さめやらぬ友人と語らった思い出がある。
そんなエピソードもあってか、紹介されているとど~しても読んでみたくなるもんである。(近いうちに読もう!)

それにしても、立花氏の知識(科学ジャンルでは疑問視する者がいるけど)や取材能力、文章表現どれをとってもルポライターとしては実力十分であり、私は、佐野眞一と並べて大好きである。

余談ながら、天才アラーキーこと荒木経惟とは同級生でなかよし、しかし、同じカメラマンの篠山紀信とアラーキーは仲が悪いとか・・・、ああ、そうなのかい?!(^_^;)そんなエピソードもそえてあったりして、食後読書にはいい本でありますね。

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