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2007年5月24日 (木)

【私の本棚070524】嗚呼、なつかしきホームドラマたち

『「時間ですよ」を作った男 久世光彦のドラマ世界』(加藤義彦著;双葉社 1,500円+税)
9784575299540

いやはやとにかく抱腹絶倒(^_^;)。「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」といったホームドラマを見ながら育ってきた私にとっては、そこに綴られているシーンはどれも断片的とはいうものの、かなり鮮明に映像記憶として残っているものである。(同じだけ勉強のことが残っていたらなあ・・(^_^;)
読みながら「やはりな・・」と思ったのは、堺正章と樹木希林(当時は悠木千帆~後に芸名を競売にかけた)の芸達者ぶりとその演技魂である。松の湯での「トリオ・ザ・銭湯」のギャグもなかなかのものだった。
再放送すればきっとあたるのではないかと思う。
現在、あふれるほど放送されている芸能人ギャグ、バラエティーものから生まれる低級な笑いではなく、芸術的ともいえる絶妙の笑いは、現代人に再びふれさせる価値があるのではないだろうか。

読みながら、昭和のあのころを思い出し、懐かしい気持ちに浸ることができた。
今年から4月29日は昭和の日となったわけだが、激動の時代を忘れないために・・といいつつ、どこか戦争美化や戦争正統論につながっていくような気がして、穏やかでない印象がある。むやみに元号を関した祝祭日はもうけない方がいいと思っているのは、私くらいなのだろうか。
今じゃ、内湯があたりまえの世の中だが、銭湯を中心としたコミュニティは、どこかホッとするところがあった。それぞれ生活を営むもの同士が、つかず離れずに相互扶助し合いながら生きていた・・そんな時代を取り戻そうという趣旨の「昭和の日」というのなら、諸手を挙げて賛同するところなのだが・・。

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