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2008年6月14日 (土)

教員養成大学の使命

もう9年前のことになるが、まだ野口先生が函館校にいらした時に、大学改革に向けての提言を頼まれたことがある。
大学法人化に向けてのはずみとしたいところと、教育大学の存在価値そのものを再興しようという、当時としては画期的なシンポジウム形式で行われたものだった。

原稿を用意して、さあ本番!というとき、蓄膿症の手術であえなく入院することとなり、原稿はすでに送られていたものだから、私の代理として柳谷さん(現歌志内小教頭)が発表してくれた。(^_^;)

簡単に内容をいうと、大学にも一般大学にあるようなゼミをおくようにしたらよいというものだった。そこには卒業生や現場との架け橋となるような場であり、職業意識をしっかりもち、スキル・センス・ノウハウといった即戦力を磨く場とするべきである・・ということである。
好例として、故森田茂之氏の国語科教育研究室をあげた。
みなさんご存じ、堀さん(現札幌市立上篠路中教諭)を輩出したところである。

実際、それまでの教育大学は一部の教官を除いて、(教育)現場経験の無い人が指導していたわけだから、空を飛んだ経験の無い人がパイロットを育てるようなものだった。
したがって、我々(今も多くがそうだが)は、大したスキルを持たない状態で教壇に立っていたわけだから、いうなれば、いきなり空中に放り出されて、「飛びながら操縦法を覚えよ」と言われているようなものだった。(^_^;)

これじゃあ、このご時世、教師が権威として君臨していた古き良き時代のように、思いのままに指導力を発揮していけるわけがない。
教師の権威というものは、年々ドッグイヤーのスピードで低下している中にあって、その解決の糸口としては、やはり大学改革を行い、しかるべき力量を形成した状態で就職させていくのが、教育大学としての当然の責務であろう!という趣旨である。

その後、国立大学法人となって収支採算は自前でやれ!ということで進んできているが、未だにその歩みについてどのような評価をされているのか、私には見えてこない。
私の出身校 函館校はとうとうゼロ免コース(教員免許を取得するコースがない)だけとなり、教育大学というのは完全に看板倒れの状態だし、地元岩見沢校もまた、札幌校との合併がささやかれてきたなかで、芸術系専門と現職大学院への道を模索しているようである。

今の時代、教員養成課程を持つ大学にとって、最も必要なことはなんなのか?と言えば、時代や社会の要請に適合した即戦力のスキルを持ち、職業人としてのプロ意識を持っている教員を生み出すことである。

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