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2012年7月

2012年7月22日 (日)

D-Pro北海道は第2フェーズへ移行

昨日は、またまた外野参加させてもらった。
いつもこじゃれたお店に連れて行ってもらえる。

(0)
基本、7/29(日)にかでる2・7で開催される夏セミナーについての打合せながら、それ以上に重要な次世代継承の通達が発せられる現場に立ち会ってしまった格好である。(^_^;)

ワシは外野なので、常日頃より後方支援の一員というスタンスなのだけど、いきなり代表の悦っちゃんから「大谷さんから、なんかない?」なんて振られてしまったので、いつも思っていたことを次世代スタッフへの期待を込めてお話させてもらった。

D-Pro北海道は、最初のガトーキングダムの時から参加させてもらってきたのだけど、D-Pro参加の一支部的な存在というよりも、北海道というステージでオリジナリティをもってデジタル教材を研究してきた研究団体という意識をスタッフみんながもっている。そういう風土は、理科教育界でみれば、極地方式研究会に似たところがある。

今回の下関でのミニ講座でも話題にするつもりなのだけど、極地は全国的な見立てでは「科教協宮城」ということなのだけど、本人達(特に、小石川さんあたりなんか)は「宮城科教協と言ってくれ」と言っていた。組織的位置づけで上下関係を示されることを嫌って、自分たちの研究スタイルのオリジナリティやアイデンティティを示したいということなのだろう。
「極地方式」という名称が示す通り、極地探検には、いろいろな国が独自のスタイルで参画研究していきましょうという意図がある。だから、南極大陸はどこの国のものではないわけだ。
極地研の綱領をみるとそのことがよくわかる。

そこで、私の話に戻る。
私が話したことは、「次世代のD-Proは、いくつかの〈F〉をキーワードに進めていってはどうか?」ということで以下のことを示した。

(1)
Funky であれ。
どこかデタラメさを感じさせる語感をもつ言葉だけど、「型にはまらず、スタイリッシュで現代的」という意味をもつ言葉だ。ジョブズの「Stay foolish」に似たところがある。私が好きな訳は、「分別くさくなるな」だ。(いみじくもfoolishも「F」の一つだ。)
学校現場のデジタル化は好むと好まざるとに関わらず、避けられない課題であり、教育の質を左右する重要な要素となっていることは、誰もが認めるところだろう。超!多忙な教育現場から意義ある発信をし、研究推進していくためには、Funkyは雰囲気がなければ、後続を牽引していきつつ、後続者も積極的な参加継続していくのは難しいものと感じている。
行って、やって、楽しい〜だから、次も行きたい・・という循環性を維持するためには、必要な条件であると考えている。

(2)
Friendly であれ。
D-Proの特長のひとつに、「企業とのコラボレーションで研究推進していく」ということがある。
主たる研究推進者は教員であるが、とかく教員だけの構成組織というものは脆弱である。だから、なれ合いが生まれ、惰性に流されることが多い。異業種交流の場が必然として発生するところに、D-Proの大きな特長がある。
教育を主軸に据えて、ハードやソフトを供給する企業側と活用することで普及を促進し、付加価値を生み出していく教師との関係が教育の質を高めていくわけだから、相互の社会的使命感を共有できるわけだ。
組織内の親和性や融和性も大事で、それでいながらなれ合うことなく、相互にオーガナイズしていく組織の基軸は、信頼関係に依拠するものである必要がある。

(3)
Feature を意識せよ。
前言に関係するが、学校と企業とのコラボレーションの場は、そのまま企業同士のコラボにもなる。よりよりパートナーシップを提供する場にも、D-Proが貢献していくこととなり、官民一体の教育施策に発展していく途が生まれている。
この先、D-Proが果たす役割の一つに、既存の教育団体への技術支援が入ってくるだろう。
いろいろな団体をジョイントする機能が組織内に生まれてくることなると予想される。
これまでの教育研究団体は、民教連や協議会といった枠組みされた中で個別存立してきたわけだが、そこに接着作用を与える影響力をもつ組織としてD-Proの価値が高まるものと考えられる。

(4)
Future を創れ。
Creative から Innovative へと世界の人材養成の方向性が大きくシフトしてきている。
ジョブズがPCのあり方でパソコン市場を改革し、iPod&iTunesで音楽シーンを変革してきたように、全く新しいものを創発することは、既存の物事をリストラクチャリングすることとは次元が異なる。
未来は自分が創るものだという志が、D-Pro北海道のポテンシャルとなるものだ。

(5)
Footwork を生かせ。Do fast!
教育現場のデジタル化は、社会全体から見ると後塵を拝して普及が遅すぎるくらいだ。
テクノロジーが先行することで、導入時にはすでにお古となっていることが往々にしてある。
これでは未来を創れるわけがない。
常に先を読み込み、技術も応用力も先んじている必要がある。そのためにも日々の1人1人の研究が先進的である必要がある。
情報収集に長け、分析力に優れ、迅速に行動できる。これを活動推進の課題としておく必要があるだろう。
また、普及のために労を惜しまない活動は今後も継続していくことが重要だ。
客待ちする者に市場開拓は無理である、と心得る。

(6)番外編として
Fact を重視せよ。
これは、全体の場での話ではなく、主税さんや私の近くにいた人に話したことである。
「子どもの事実を大事にする」という研究姿勢は、法則化運動で培われてきたものであるが、神は細部に宿ると言われる通り、教育活動の効果や価値評価は子どもが教えてくれるものだという謙虚な姿勢が大事である。
教材開発も教材活用の方策も全て子どもという優秀なモニターを生かすことで、改善改良が進むものであり、決して、教師や開発者の論理で押しつけることやできないこと・反応の鈍さを責任転嫁をしてはならない。
学習者を意識したコンテンツ開発はぶれてはいけない基本中の基本方針とせねばならない。

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こんな話をしたわけだが、いずれしても今後のスタッフが「志」というポテンシャルと方針という「舵」を併せ持つことが、第2フェーズの成功を左右することになるだろう。(以上)

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