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2019年7月 5日 (金)

20190705 圧巻の『大瀧詠一 Writing & Talking』(白夜書房)を読む

Img_9667 通勤途中に北海道立図書館がある。主に学術書か専門書を必要に迫られて閲覧・貸出で来館してきた。必要に迫られてから行くので、これまでは休日か休みをとって行っていたか、時には岩見沢図書館経由のリファレンスで利用していたのだが、今では帰宅途中に気軽に立ち寄る境遇となり、ちょこちょこ寄っている。これまでは、決まった配架場所、それも開架閲覧室のみの部分利用が主だったのに、時間があるものだから、ついフラフラと行ったことのない配架の通路に踏み込むことがある。意外にかっちりとした書籍ばかりでなく、彩豊な書物を置いているものだな・・と感じていたところに出合ったのが、この一冊というわけである。赤地に白抜きで「大瀧詠一」とあるものだから、迷わず手に取る。(^o^)900頁を超える量なので厚さがハードカバーで5.5cmとなる。圧巻。本体価格も堂々の4,500円。低給与の身分となったので、これまた迷わず貸出を得る。

ボリュームが相当あるので拾い読みとなるも、冒頭部分のインタビューによる年代記だけは通し読みである。「ミュージック・ステディ」1984.4~8月号(ステディ出版)の全5回に渡る取材記事がもととなっている。中身は1948年~の始まりで、途中より私の誕生年(=1958年)がかぶってくるので、当時の回想と時代背景を重ね合わせての読み進めとなるので、余計親近感が湧くという感じである。

 

詳細は本書を手にとってお読みいただくこととして、私の回想や感想などを綴ることにする。

 

大瀧詠一といえば、はっぴいえんど~となるのだが、達郎マニア(というほどでもないけどね)の私にとっては、山下達郎や関係者との絡みにふれる部分が興味深いものがある。達郎さんとなれば、当然シュガーベイブとなるのだが、大瀧氏との出合いが(19)73年夏とのこと。私は中3。大学生(たしか3年か)の頃に日立マクセルのカセットテープCMにRide on TimeをCM曲&本人自らのご登場でシティ・ポップの旗手(まぁ、あまりこの表現は好きではないだけど)から大ブレイクして現在に至るわけだ。クリスマス・イブがスタンダードとなるや「山下達郎」は冬の季語にまでなってしまう。(^o^)

この間、1976.3.31の荻窪ロフトにてシュガーベイブのラストコンサートをもってソロとなるわけだが、この時が私は高3であった。愛知のセンチ、東京のシュガーという年代なわけですね。

 

毎週日曜の午後2時からは「サンデーソングブック」を拝聴しているのだけど、大瀧氏が存命中の正月はゲスト出演が恒例であった。一時、萩原健太も交えての鼎談放送があったが、どうにも絡みの悪い内容だったと記憶している。やはり達郎氏との音楽談義が面白かった。中でも妙に引っかかっていたのが、クレイジーキャッツや植木等がやたらと出てきたところだ。読んでみてよ~く分かった。(^o^)

 

” 「五月雨」はベースのフレーズから考えた。ドラムとベースっていうのは、やっぱり一緒にやんないとビートが出ないので・・・ ”の下りは、達郎氏が青山純を見つけてきたときに、伊藤広規ももれなくついてきた時のようなもので、面白く拝読。このことは「ベース・マガジン」2019.6月号を参照下さい。

 

いやはや、よもやこのような書物と道立図書館で出合えるとは思わなかったね。(^o^)ますます来館頻度が増すことになるだろうことを暗示する出来事だった。

 

あ、東芝のミキシング・エンジニアの吉田保さんって、吉田美奈子の兄さんだったのね。知らなかった~。(^o^)

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